<Web時代の写真館営業戦略とは④>
■CMSの中で最高にカンタンなサービスのひとつ、 「Jimdo(ジンドゥ)」で無料サイトを作ってみよう。 |
いろいろ試行錯誤していた当社が偶然発見したCMSサービス会社、それはドイツのベンチャー企業「Jimdo(ジンドゥ)」でした。Jimdoは2009年に日本語版対応サービスがリリースされましたが、全世界的には登録者数300万アカウントを突破している、世界でも指折りのカンタンなホームページ作成技術(CMS)提供会社です。
でも、肝心なのは規模ではなく、サービスの使い勝手です。
その点でもJimdoはかなりの水準です。
当社が今ここであれこれ言うよりも、以下のリンクよりJimdoのサイトに入り、練習するつもりで無料のHPを気軽に作ってみませんか?サイトのテーマは何でもかまいません。作り方はJimdoのウェブサイトに載っていますが、直感的な操作でOKです。まずは「習うより慣れろ」ですから、いかにカンタンにサイトが作れるか、体感してください。下の動画に掲載している通りの簡易な操作でサイトが作れます。とりあえず必要なのはマウス操作、文字入力、そしてどんなサイトを作りたいかというアイディアだけです。繰り返しになりますが料金も不要です。
■Jimdo Businessのメリット(写真閲覧システム) |
無料Jimdoでサイト構築・継続運営もいいのですが、商用としてはやや脆弱です(その理由は下記特徴参照)。そこで、みなさまに発展的・段階的にお勧めしたいのは有料Jimdoの最上位プラン「Jimdo Business(ジンドゥ ビジネス)」です。
「Jimdo Business」なら費用は月額2,415円のみ。初回費用やオプション費用は不要ですから、シンプルで分かりやすい料金体系になっています。
以下にJimdo Businessの特徴を箇条書きしましたのでご覧ください。
<Jimdo Businessの特徴>
- 独自ドメインとオリジナルメールアドレスで運営可能(無料版は共に不可)。独自ドメイン(いわゆるHPアドレス)が無いと、他人の屋号で商売するようなものですから、これはぜひ欲しい要素です。
- HTMLやCSS、FlashやCGIなどの専門知識不要でHP作成可能。CMSだから無料ブログと同じような操作性で更新も意のまま。ホームページは更新が命です。大事なところはウェブサイト作成業者任せにせず、自分で運営しましょう。HP作成業者は撮影業の実態や写真のことは分かりませんから。
- PC側のスペックやOS、PC個体にとらわれず運営可能な汎用性(いわゆるクラウドサービスが基盤になっています)。
- サーバー容量は50GBもの大容量を誇ります(無料版は500MB)。サーバーダウンや容量不足による操作ストレスはまったくなく、いつでも快適に作動します。 その上、サイト上に展示写真スペースを設置するのが今回の目的ですから、容量はできるだけ確保しておきましょう。50GBもあれば当分は大丈夫です。
- ページ作成無制限、かつ、すべてのページにパスワード保護設定可能。
- メールマガジンも構築可能(無料版は不可)なので、うまく運営すれば顧客へのキャンペーン告知などに威力を発揮できる。メルマガでの集客まで成功したら、その経験をもとに写真業界でセミナーを開催できますよ!そうした副収入の道まで考えておくことも大事です(笑)。
- SEOに強い構造をはじめから備えている。また、リスティング広告(ヤフーやグーグルの検索結果画面に自店広告を出すこと)との併用も有望。
- 携帯電話からも閲覧可能。しかも作成したPC用サイトをスマートフォンやタブレット端末で閲覧しても自動表示対応しますし、決済機能も引き継がれます。
- 通常は設置が面倒なお問合せフォームが簡単に作れ、閲覧者がお店に気軽にコンタクトを取れる。
■Jimdo Businessのデメリット (写真閲覧システム構築上) |
- 展示写真の場合、閲覧まではネット上でOKだが受注・受け渡し・集金は注文袋で行うのがベター(半分アナログなイメージ)。
- クレジット決済やコンビニ決済などもショッピングカート形式で構築しようとすれば出来なくはないが、システムとしての手数料が3.6%+40円(これでも他社より安価ですが)など、総じて高価。写真販売のような安価多売スタイルでは利益を圧迫する。また、部外者に購入される危険がある。 こうした欠点があるため、ネット上では写真の閲覧のみにとどめておく事を推奨する次第です。
- 写真の一括アップロードは可能だが、画像ファイル名は手入力になる。
- 画像ファイル名がブラウザ上に表示されない(マウスポインタを画像に乗せるかダブルクリックすれば表示)。
- アップロードした画像はブラウザ上でコピー可になってしまう。外部のプロテクト技術もあるにはあるが導入には数百万必要。
- 一括アップロードの前に写真の圧縮と画像ファイル名の振り直しという2つの簡単な手間がかかる。
- 自家プリントの場合、「カルタ取り」が必要な場合も。
- Jimdoが日本から撤退、もしくは倒産した場合、HPの維持は保証の限りではない。
- はじめる際には学校や幼稚園に許可が必要です(新サービスならなんでもそうですが・・・)。
- ホームページ構築時に思い通りにつくれない部分がまだある(CMSにもJimdoにも技術限界がある)。
- デメリットとまではいかないが、費用の決済は一括支払い。Jimdo側に28,980円(月額2,415円×12ヶ月分)。また、途中退会は可能ではあるが、期間残があってもその差額料金は戻らない。
といった点もあることを、あらかじめご了承ください。
■まとめとして |
Jimdo Businessを使えば100点満点とはいかないですが、運用の工夫次第で非常に低い投資額で貴店ホームページと写真閲覧システムの同時構築が可能です。
HP部分は最初に作りこめばあとは基本的に固定なので運営にかかる手間は最小限になっていきます。また、内容の更新も容易です。
商用ウェブサイトは「作成するだけで満足」なネットバブリーな時代はとっくに終りました。もはや業者任せにしないサイト運営と、経営当事者自身の実践的マーケティングが必要な時代になっています。
もちろんJimdo Businessなら閲覧システムとしてのみ、ホームページとしてのみの構築も可能ですから、柔軟性のある運用が十分可能な点も魅力です。
当社イチオシのCMS決定版サービスです。
Web時代の写真館営業戦略 終わり。